はつ恋。
「ちょっとちょっと~、勝手に日奈子のとこ行かないでよ。これから紹介しようと思ったのに~」


あっちゃんがお客さんのレジを終えてやって来る。


「なんか、危なかったからさ。2人見つめ合っちゃってお好み焼きが眼中にない感じだったから、つい...」

「ありがとうございます。ナイスアシストでした」


私がそう言うと、有馬くんはちょっと苦い顔をし、彼はクスッと笑った。


「あの...何か私、変なこといいました?」

「そうじゃなくて。柊希さ、サイドハーフだから。サッカーでいうアシスト係りなんだよね」

「サッカーでもこっちでもアシストが得意って、やっぱおれはアシストが向いてるんだな、きっと。ってか、それより、おれ、自己紹介まだだったね。おれは2年5組でサッカー部の真谷柊希(しんたにしゅうき)。有馬とは去年同じクラスだったんだ。ってことでよろしくね」

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