はつ恋。
「俺が取る」

「えっ?」


真谷くんがジャージのポケットからコインケースを取り出し、中から100円を5枚出した。


「有馬、俺がシュミレーションしてる間に取っちゃってくれ」

「了解。じゃ、日奈子、オレに指示して」

「あ、うん。えっとねぇ、最初は...」


有馬くんは真谷くんの言葉通り、3回で決着をつけた。

私はおかげさまで、チョコとガムとキーホルダーをゲットした。

一方、真谷くんはというと...


――パンッ!


「よし」

「すごいっ」


1発1発集中して撃ち、徐々に熊を落としやすい位置に動かしていた。

そして、遂に

その時は訪れる。


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