悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~ 2
前世のレオンティーナは、それに気づくのがあまりにも遅かった。もっと早く、自分が何をしているのかに気づいていれば、処刑という最期を迎えることはなかっただろう。
「――少なくとも、アンドレアス殿下は、ご自分の未来を、自分の足で歩こうとしているんです。あなたは、そんな殿下の足を引っ張ろうとしているんですよ。それでいいのですか?」
ひょっとしたら、レオンティーナの言葉は、彼女には響かないかもしれない。耳を素通りさせてしまうかもしれない。
でも、言わずにはいられなかった。
(あの殿下の変化は、本当のことだった。もう一度、過ちを犯そうとしていたわけじゃない)
ロアで再会した時のアンドレアス。彼の変化は本物だったのだろう。
悔しそうにハルディール夫人はレオンティーナをにらみつけた。
「お前さえ――お前さえ、いなければ」
誰かの恨みや憎しみをぶつけられるのは怖い。
けれど――レオンティーナが、自ら歩むと決めた道をこの先も歩んでいくのなら。きっと、この先も同じようなことは幾度もある。
「――少なくとも、アンドレアス殿下は、ご自分の未来を、自分の足で歩こうとしているんです。あなたは、そんな殿下の足を引っ張ろうとしているんですよ。それでいいのですか?」
ひょっとしたら、レオンティーナの言葉は、彼女には響かないかもしれない。耳を素通りさせてしまうかもしれない。
でも、言わずにはいられなかった。
(あの殿下の変化は、本当のことだった。もう一度、過ちを犯そうとしていたわけじゃない)
ロアで再会した時のアンドレアス。彼の変化は本物だったのだろう。
悔しそうにハルディール夫人はレオンティーナをにらみつけた。
「お前さえ――お前さえ、いなければ」
誰かの恨みや憎しみをぶつけられるのは怖い。
けれど――レオンティーナが、自ら歩むと決めた道をこの先も歩んでいくのなら。きっと、この先も同じようなことは幾度もある。