悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~ 2
アンドレアスは肩をすくめた。その仕草だけは、以前、皇宮で見かけていたものと変わらなかった。
「あの人は、国に戻ったところで長いことはない。戦乱の原因を抱えて戻ってきた王女なんて、体よく消されて終わりだ――そうなるくらいなら、幽閉されている方がまだましだ。少なくとも、生きていればいつかまた会えるかもしれないからな」
レオンティーナはそう語るアンドレアスをじっと見ていた。
彼に、こんなところがあるとは全く考えていなかった。
意外にも、母親を大事に思っていたらしい。
(……ふたり、少し似ているかも)
並んで立っているところを見ると、同じ血が流れているのは間違いないようだ。
少し離れたところからふたりの様子を見ていると、アンドレアスがレオンティーナの方に向き直った。
「今回は、いろいろと悪かったな。こんなところまで来るのは面倒だっただろう」
「いえ。それはかまいません、けれど……」
アンドレアスに気遣われると、もぞもぞと落ち着かない気分になる。その思いをごまかすように、レオンティーナは笑った。
「あの人は、国に戻ったところで長いことはない。戦乱の原因を抱えて戻ってきた王女なんて、体よく消されて終わりだ――そうなるくらいなら、幽閉されている方がまだましだ。少なくとも、生きていればいつかまた会えるかもしれないからな」
レオンティーナはそう語るアンドレアスをじっと見ていた。
彼に、こんなところがあるとは全く考えていなかった。
意外にも、母親を大事に思っていたらしい。
(……ふたり、少し似ているかも)
並んで立っているところを見ると、同じ血が流れているのは間違いないようだ。
少し離れたところからふたりの様子を見ていると、アンドレアスがレオンティーナの方に向き直った。
「今回は、いろいろと悪かったな。こんなところまで来るのは面倒だっただろう」
「いえ。それはかまいません、けれど……」
アンドレアスに気遣われると、もぞもぞと落ち着かない気分になる。その思いをごまかすように、レオンティーナは笑った。