悪役令嬢は二度目の人生で返り咲く~破滅エンドを回避して、恋も帝位もいただきます~ 2
 でも、なんだか悔しい。レオンティーナひとり、外に追いやられていたようで。

「何がどうなっていたのか、教えていただけますか?」
「グラナック博士に同行して、アンドレアスが皇都に戻って来たことがあっただろう」
「ええ。あの時、何かあるのではないかと……そう思っていたのですが」
「ロニーを使って、アンドレアスはバルダート大公と連絡を取った。そして、大公と父上が話をして、アンドレアスが皇宮に戻ることを許したんだ」

 ロニーからの報告書の中に、父の名が記されたものがあったのを、レオンティーナも覚えている。話す必要があれば、話してくれるだろうと特にたずねることもしなかったのだが、まさか、そんなことになっていたとは。
 だが、まさかロニーを父との仲介人に利用するなどとは思ってもいなかった。ロニーがバルダート大公家の使用人であると知っていなければできないことだ。

「……まさか、ロニーを使うなんて!」
「ハルディール夫人の暗殺部隊にいたのを知っていたんだろうな」

 アンドレアスは、彼自身で皇宮に戻り、皇帝に自分の口から説明する必要があると思ったのだろう。
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