身代わり花嫁なのに、極上御曹司は求愛の手を緩めない
マリヨンのみんなに、菖悟さんと正式に結婚が決まったと伝えると、まるで自分のことのように喜んでくれた。
菖悟さんと離れている間、私は自覚していた以上に危うかったらしい。
先輩には、「あえて事情を聞かなかったんじゃなくて、怖くて聞けなかったの。今井さん、結婚式場なのにお通夜みたいな顔してるんだもん」と言われ、あいりちゃんには「今井先輩が死んじゃうんじゃないかと心配でした」と泣かれた。
物騒な単語が飛び交い、私は今さらながら申し訳なさでいっぱいになる。
自分では取り繕えていると思っていたのに、まったくできていなかったのだ。
「でも、お客さまの前ではきちんとしてたから安心してね」と先輩がフォローを入れてくれたのだけが救いだった。
川嶺さまは、あれからなんの音沙汰もない。
マリヨンに何かしてくるのではという不安は、私の杞憂に終わったようだった。
「女性は切り替えが早いからねえ」と北瀬マネージャーは相変わらずのんびり笑っていた。彼の言う通りなのかもしれなかった。
菖悟さんと離れている間、私は自覚していた以上に危うかったらしい。
先輩には、「あえて事情を聞かなかったんじゃなくて、怖くて聞けなかったの。今井さん、結婚式場なのにお通夜みたいな顔してるんだもん」と言われ、あいりちゃんには「今井先輩が死んじゃうんじゃないかと心配でした」と泣かれた。
物騒な単語が飛び交い、私は今さらながら申し訳なさでいっぱいになる。
自分では取り繕えていると思っていたのに、まったくできていなかったのだ。
「でも、お客さまの前ではきちんとしてたから安心してね」と先輩がフォローを入れてくれたのだけが救いだった。
川嶺さまは、あれからなんの音沙汰もない。
マリヨンに何かしてくるのではという不安は、私の杞憂に終わったようだった。
「女性は切り替えが早いからねえ」と北瀬マネージャーは相変わらずのんびり笑っていた。彼の言う通りなのかもしれなかった。