身代わり花嫁なのに、極上御曹司は求愛の手を緩めない
ふたりきりの結婚式だから、最初から菖悟さんと腕を組み、祭壇までのバージンロードを歩いた。

神聖な空気と光が満ちた堂内で、私たちは永遠の愛を誓い、キスを交わす。

無事夫婦になって大聖堂を出ると、私たちに色とりどりのフラワーシャワーが降ってきた。

「え?」

ここに向かうとき、めずらしい日本の婚礼和装姿に声をかけてくれた地元の人たちだった。

見ず知らずの人たちからの祝福の花びらの中を、私は菖悟さんとくぐり抜ける。

「幸せだな」

甘い花の香りに包まれながら、菖悟さんは不意に囁いた。

彼の口から出たその言葉に、私は胸がいっぱいになる。

やっぱり私は幸せな人を見るのが好きだ。

けれどもう自分の幸せも諦めたりしない。

彼がそばにいてくれるから、私は強くなれる。

この先何があっても、彼の手を離さない。

「はい、とっても幸せです」

雲ひとつない青空の下、私は彼にとびきりの笑顔を向けた。







< 146 / 146 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:294

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

長すぎた春に、別れを告げたら

総文字数/26,112

恋愛(純愛)54ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
浜名萌歌(はまな もか)二十八歳 インテリアメーカーのOL、八年付き合った彼氏と別れたばかり、本が好き × 相良侑史(さがら ゆうし)三十一歳 公認会計士で萌歌の勤務先の会計顧問
表紙を見る 表紙を閉じる
本編『姉の許婚に嫁入りします~エリート脳外科医は身代わり妻に最愛を注ぐ~』の後日談です。 ファンさま限定公開 大変楽しいレビューをありがとうございます! 鮭ムニエルさま
姉の許婚に嫁入りします~エリート脳外科医は身代わり妻に最愛を注ぐ~
  • 書籍化作品
[原題]エリート脳外科医は身代わり花嫁に無限の愛情を抱く

総文字数/54,222

恋愛(純愛)95ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
姉の許嫁である雅貴さんに、十年以上片想いしている この先ずっと彼の一番になれなくてもかまわない それでもいいから彼との結婚を望んだ 私にとって雅貴さんが一番だから ほんの少しでも愛してもらえる日を夢見て 三上百花(みかみ ももか)二十四歳 旧大名華族の血を引く × 久宝雅貴(くぼう まさたか)三十歳 久宝総合病院の御曹司で脳外科医 「始まりはどうあれ、必ず百花を幸せにするよ」 2024.2.14〜2024.2.16 大変うれしいレビューをありがとうございます! 鮭ムニエルさま

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop