オオカミ社長の求愛から逃げられません!


「里香は俺のなけなしの理性を、いとも簡単にふっ飛ばしちゃったね」
「え? きゃっ」

気が付けば晴くんが私を押し倒し、覆いかぶさっていた。至近距離で目が合い途端にドキドキし始める。

「せっかく我慢しようと思ったのに。そんな風に可愛く煽るのはなしだよ」

そう言い終えると晴くんの優しいキスが降ってきて、そっと目を閉じる。湿った舌が私の口内を這い、それだけで気持ちよくて、ぼうっとなる。

「里香、抱くよ?」
「は、はい……。私を晴くんのものにしてください」
「そういう可愛いこと言わないで。俺、里香をめちゃくちゃにしそう」

それでもいいです。あなたになら、どんなことをされても。一番近くであなたを感じたい。あなたの特別でありたい。

その気持ちを伝えるように、ぎゅっと抱きつく。

晴くんはキスを繰り返しながら、ブラウスの裾から手を忍ばせてくる。それだけ体がぴくんと浮く。

あっという間に下着を外されると、晴くんの温かい手が私のふくらみを包んだ。

「んんっ……」

思わず声が出て慌てて口を塞ぐ。そんな私を晴くんが不思議そうな顔で見る。

「里香、すごく緊張してるけど、もしかして初めて?」
「は、はい。実は……」

雅樹とはそういう関係じゃなかった。体を許すことはできなかった。きっとそれに対しても彼は不満を持っていたのだろう。

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