オオカミ社長の求愛から逃げられません!
「もしかして、元カレのこと引きずってるなんてこと、あったりする?」
「いや、そういうわけでは……」
「じゃあいいじゃない。明日にでも返事したら? ハイスペックが集う結婚式にぜひ呼んでよね!」
気が早いなぁ、杉本さん。だいたい両親がなんて言うか……。
お父さんなんて意外と頭固いし、私のことを昔から甘やかしてきたから反対するかも。
「と、とりあえず私店頭に出ますね。ご迷惑をおかけしてすみませんでした。あ、あとその塩屋さんのお菓子、食べてくださいね」
杉本さんの尋問から逃げるように、スタッフルームを出た。そんな私に杉本さんはニヤニヤしながら手を振っていた。