オオカミ社長の求愛から逃げられません!
「……わ、わかりました。それじゃあお言葉に甘えて」
「うん。それがいい。しばらくのんびりして」
「店長、ありがとうございます。本当に申し訳ありません」
みんなの優しさに、目の奥が熱くなった。
私はこのお店と、ここにいるみんなが大好きだ。だからここは思い切って休むのが賢明。そう自分に言い聞かせる。
「証拠は僕が掴んでおきますよ」
「折原くん、そんなことできるの?」
「いつも僕に挑戦状を叩きつけてくるハッカーに比べたら、このくらいお安い御用です」
挑戦状? ハッカー?
なんだか未知すぎてよくわからないが、単調な調子で熱いこと言う折原くんに、思わずクスッと笑いがこぼれた。
みんなありがとう。心の中で何度もつぶやいて、この日はそのまま自宅へ帰った。