オオカミ社長の求愛から逃げられません!


「わかった。里香の意思を尊重するよ」
「ありがとうございます。後で好きなものとか教えてもらえると嬉しいです」
「リストアップしとくよ。じゃあ俺は今からちょっと部屋で仕事するから、里香はお風呂とか自由に使っていいからね」

晴くんはおもむろ席を立つ。だけどすぐ思い出したように、そうだと言って振り返った。

「寝室は一緒になるけどいいかな?」
「え! 一緒ですか!?」
「生憎ベッドは一つしかなくて。でも二人でもゆったり寝られるくらい広いから大丈夫だと思うけど」

えっと、そういう問題ではないような……。男の人と一つのベッドで夜を共にするってそれはつまり……。

「問題ないよね?」

ちょっと意地悪に笑うと、目を細めあたふたする私をじっと見据える。この顔、私が断らないことを確信している顔だ! 

「俺はたぶん遅くなるから、先に寝てていいからね」

そう言い残すと、晴くんは自室へと入って行った。

どうしよう。そこまで覚悟してなかった……!


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