【短編】コイイロ世界
私達の生活は、それから変わらない日々に戻っていった。
毎朝、私を起こしにくる恭の姿
学校までの時間
すれ違う学校での日々
放課後の帰り道
昔と変わらない。
「恭…もう帰れる……?」
「あっ、未月。」
私が近づいたのに気づき、恭が席を立つ。
「ちよっと部活に顔出してくるよ。
…先帰ってていいから」
「…待ってる。」
「でも…――」
「待ってるっ!」
「……分かった。」
じゃあ教室で待ってて、っと恭は言葉を残し、部室へと向かって行った…。