【短編】コイイロ世界
はぁー
盛大なため息が、俺の口からもれる。
なんで………寝てるかなぁー…。
そりゃ眠くなるのも分かるけど、未月を待たしてせいぜい15分やそこらのはずで、そこまで時間がたったわけじゃない。
そんな短時間でよく寝れるな…
反対に呆れを通り越して、感心してしまいそうだよ
……起きるのか?
俺はそっと未月の肩を揺らしながら
「未月、未月。帰るから起きなよ?」
なんの反応も示さない未月から聞こえるのは規則正しい寝息のみ
「起きろー」
さっきよりも少し強めに未月を揺らすが、起きる気配が全くない。
…さて、どうす―――――、
俺の動きが…止まった。