お見合い夫婦!?の新婚事情~極上社長はかりそめ妻を離したくない~
そう言った瞬間、晴臣の顔から笑みが消えた。刺すような視線が果歩を射抜く。
「……だから?」
もっと明白な言葉をよこせと、その目が言っている。
「結婚前提の恋人のふりはもう」
「終わりにするって?」
コクンと頷いた。
もう、これでおしまいだ。
「……わかった」
自分が望んだ結末なのに、晴臣の言葉を聞いて切り裂かれるように胸が痛い。その痛みに耐えかねて彼から離れようとした瞬間――。
「それじゃ、たった今からキミは俺の正真正銘の恋人だ」
晴臣に手を引かれ、気づいたときには彼に抱きすくめられていた。
「このまま終わりになんかさせない」