お見合い夫婦!?の新婚事情~極上社長はかりそめ妻を離したくない~
「果歩さんとお付き合いさせていただいております。まだ日は浅いのですが、結婚を前提に考えておりまして」
頼りなく口を開いた果歩に代わり、晴臣自ら紹介をする。
「まあ! そうなの? やだわ、果歩ったら。私に内緒にしているんですもの。こんなに素敵な彼氏がいるならいるって、どうして教えてくれなかったの?」
「それはその……まだ付き合いはじめたばかりだし、言うタイミングがなくてね」
夏江を直視できず、つい目を泳がせる。嘘をつく後ろめたさは、どうしたって消せない。
「ご挨拶もせずに失礼いたしました」
「七瀬さんが謝ることじゃないのよ」
両手を脇に揃えて腰を折る晴臣に向かって微笑む。
「でもよかったわ。この子の男性を見る目が心配で心配で」
「おばあちゃん! 晴臣さんの前で変なことは言わないで」