お見合い夫婦!?の新婚事情~極上社長はかりそめ妻を離したくない~
「コーヒーでも淹れてきましょうか。ひと休みも大事ですよ」
「……いや、それより三倉に頼みたいことがある」
「なんでしょうか」
ポケットから車のキーを取り出し、彼に手渡す。
「悪いけど、買ってきてほしいものがあるんだ」
今日はまだここを離れるわけにはいかないが、果歩がマンションから出ていくような事態は避けたい。
「はい、なんでしょうか」
不思議顔で聞き返した三倉に〝あるもの〟の調達を頼み、晴臣は再びデザインに向き合った。