キミとの日々を永遠に



「奈緒と咲ちゃんはあの2人と仲良いよね」


そう言って私たちの方へ目を向けたのは奈緒ちゃんと同じバスケ部の子


「まぁ、あたしとは腐れ縁みたいなもんだから。咲は巻き込まれだけど」

「そんな事ないよ!3人といるの楽しいもん」

「いいなぁ、あの2人と一緒に居れるとか、最高じゃん」

「樹くんって頭もいいんでしょ?しかもバスケ部だよね!?」

「頭良くて運動もできてイケメンで、完璧じゃん」

「あの2人って同じ顔なのに真逆だね。悠生くんはサボり魔だし部活もしてないでしょ」


しばらく2人の話で盛り上がったあと、自然と話題は移って行き、何組の誰が付き合っているとか、2年の先輩がかっこいいとかという話になる


2時間ほど経つとそろそろ寝ようかということになった


みんなが寝静まった中、私は高揚感からかなかなか眠れない


ちょっとトイレにでも行こうかな…


気持ちを切り替えようと思い、出来るだけ物音を立てないでそっと布団を抜け出すと、薄暗い廊下に出る


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