ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
「今夜はなにを作ろうかねえ。 片付けが終わったら部屋に案内するよ。その後に市場へ行って、食材探そうか」

「はい!」

 お腹いっぱい朝ごはんを食べて元気いっぱいのふたりは、手早くお皿を洗って片付けを済ませると、エプロンを外した。

 青弓亭は昔は小さな宿屋だったので、2階にも客室だった部屋がある。ギギリクがいる頃には1階にギギリク、そして2階にミメットの部屋があったが、まだ使われていない部屋が余っている。そのひとつをミメットが掃除して、エリナのために整えてくれていた。

 ミメットが案内した小さな部屋には可愛いベッドが置かれていて、洋服ダンスもあった。

「家具も自由に使って構わないよ」

 扉を開けると、半分くらい服が入っている。

「この中にはあたしには似合わなかった服が入ってるんだ。エリナがもう少し大きくなったら、普段着にできるかなって思って。どうかな?」

 一着取り出してみると、ふんわりした白いワンピースだった。綺麗な石のついた飾りボタンやフリルやレースが付いている。

「うわあ、素敵な服! それに、こんなにたくさん……姉さん、いいんですか?」

「もちろんだよ。うちの兄さんがたまに服を買ってきたんだけどさ……酔っぱらった勢いなのか、どう見てもあたしが着そうにない服をお土産に買ってきちゃうんだよね。この、ひらひらしたやつとか、キラキラが付いてるのとか。あたしは身軽に動ける服じゃないと落ち着かないから、兄さんには悪いけどこの通り、タンスの肥やしになってるのさ」

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