ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
 青弓亭では、昼食は売り出していない。そのため、お昼の時間には新しいメニューを試しに作るか、夜の仕込みをする。
 今日のふたりの猫のお昼ごはんは、ハムを挟んだパンと簡単なサラダと果物、そしてミルクといったもので済ませた。といっても、スカイヴェン国の食材はそれぞれがとても美味しいから、満足できるランチなのだ。

「んにゃんにゃんにゃ」

 この世界にやって来てこら毎日美味しいものが食べられるエリナは、すっかり食いしん坊猫になっていた。

「ハムサンド、美味しいにゃ。厚切りで食べ応えがあるにゃ」

 もきもきと口を動かして満足そうに笑うエリナを見て、ミメットはおかしくてたまらない。

(あんなににゃんにゃん鳴いちゃって、しっかりしているようだけど、まだまだ子どもだねえ)

「エリナ、喉に詰まるといけないから、ミルクもちゃんとお飲みよ」

「はい」

 良い子のエリナは言われた通りにミルクを飲んだが、勢いが良かったせいで口に白いひげがついてしまう。

 そして白ひげ子猫は、またうにゃうにゃと言いながらハムサンドにかじりついた。
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