ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
「あ、いけない。忘れるところでした」
カレーを食べ終わったエリナはそう言うと、小さな鍋を取り出した。王宮のギルバートにお裾分けをするためだ。
「ねえ、ギルバートさまの分だけだと喧嘩になるんじゃないかな?」
「あっ、それもそうですね。カレーの匂いをかいだら、食べたくなっちゃいますよね! お裾分けをするなら4人前にしなくちゃ」
エリナはもうひと回り大きな両手鍋に交換した。
「そうさ、うちのカレーが元で王家の方々が仲違いでもしたら、大変なことになるからね」
食べ物で大の大人が……と思うところだが、エリナの作る料理は美味しすぎるため、充分喧嘩のタネになりうる。
しかも、この子猫は王宮で大変贔屓され可愛がられているのだ。ギルバートたちにとって彼女の料理は『エリナブランド』と言っていいくらいの価値がある。
このとろけるお肉のビーフカレーをギルバートだけが食べてしまったら、残りのメンバーがお忍びで、即、カレーを食べにやって来てしまう恐れもあるのだ。
というわけで、エリナはお鍋にカレーを入れるとテーブルに置き、青弓亭の入り口から顔を出して「配達人さーん」と小声で呼んだ。
カレーを食べ終わったエリナはそう言うと、小さな鍋を取り出した。王宮のギルバートにお裾分けをするためだ。
「ねえ、ギルバートさまの分だけだと喧嘩になるんじゃないかな?」
「あっ、それもそうですね。カレーの匂いをかいだら、食べたくなっちゃいますよね! お裾分けをするなら4人前にしなくちゃ」
エリナはもうひと回り大きな両手鍋に交換した。
「そうさ、うちのカレーが元で王家の方々が仲違いでもしたら、大変なことになるからね」
食べ物で大の大人が……と思うところだが、エリナの作る料理は美味しすぎるため、充分喧嘩のタネになりうる。
しかも、この子猫は王宮で大変贔屓され可愛がられているのだ。ギルバートたちにとって彼女の料理は『エリナブランド』と言っていいくらいの価値がある。
このとろけるお肉のビーフカレーをギルバートだけが食べてしまったら、残りのメンバーがお忍びで、即、カレーを食べにやって来てしまう恐れもあるのだ。
というわけで、エリナはお鍋にカレーを入れるとテーブルに置き、青弓亭の入り口から顔を出して「配達人さーん」と小声で呼んだ。