ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
「今夜はごろごろお肉のビーフカレーでーす、よろしくお願いします」

 エリナが『営業中』の札を出して、ミメットはすでに並んでいるお客たちに食券の札を配る。

「すべて大盛りサイズになっていますので、減らして欲しい方がいたら教えてくださいね」

 エリナがにっこり笑って言うと、食券を握りしめた客たちは「誰もいないと思うよ」とにっこり笑って返事をした。

「わたしでさえ、ここのカレーは大盛りだってぺろりと平らげてしまうもの」

 青弓亭を贔屓にしてくれている犬のお嬢さんが言った。

「今日のお肉は、かなりボリュームがありますよ」

「それは楽しみだわ! いつもありがとうね、エリナちゃん」

 お嬢さんは、カバンから小さなお菓子の包みを出すと「あとでお食べなさいな」とエリナのポケットに入れた。とても親切なお得意さまなのだ。

「こちらこそ、いつもありがとうございます。休憩の時に食べますね」

「ええ、あなたはまだ小さいのだから、お腹をすかせてはダメよ」

「はい」

 犬のお嬢さんに頭を撫でられたエリナは、店内に戻った。
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