ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
「遅くなってすまん」

 開店前に、ルディが飛び込んできた。いつもは余裕を持って待機しているのに、珍しいことである。

「ルディ隊長、お疲れさま。隊長の仕事ってわけじゃないんだから、ゆっくりでいいんだよ」

 ミメットが笑いながら言った。

「いや、俺は味見隊長でもあるしな! なにか手伝うことはあるか?」

「ルディさん、今日もお疲れさまです」

 子猫がにこにこしながら言った。

「食券も完売したし、お休みくださって大丈夫ですよ。あ、これはルディさんの分です」

 エリナは取っておいた木の札の食券をルディに渡した。

「警備隊の方用に、あと5食分取っておきました」

 最近の青弓亭は大人気なので、警備隊員はルディとあと2人という約束になっているのだが、カレーの日には特別にいつものメンバー全員の分を用意するのだ。

「そうか、いつも悪いな。あいつらもすぐに来ると思う。今夜がカレーだと知って、皆尻尾の動きが激しくなっていたからな。それにしても、カレーのいい匂いがしてたまらないな。これでは食券をもらい損ねた者が文句を言ってくる恐れがある。俺が店の外で見張っていよう」

 彼は、子猫のためならなんでもやろうとするボランティア狼なのだ。

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