ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
「あ、待って! エリナ、まだ寝ないでよ」

「えっ?」

 誰もいないはずの部屋で耳に覚えのある声が聞こえたので、横になって眠ろうとしていたエリナは飛び起きた。

「その声は……この世界にいるの?」

 声をひそめて問いかける。

「うん。久しぶりだね、元気そうで良かったよ。僕もやっとこっちの世界に渡ることができたよ」

 ベッドに起き上がったエリナの前に、白い毛玉がぽふっと落ちた。

「クー・シーちゃん!」

 エリナは素早く毛玉を抱き抱えると「ふわあっ、なんていいモフモフなの! 気持ちいい、柔らかくてあったかくて、素敵なモフモフちゃんー」とさっそく手触りを堪能した。
 真のモフモフスキーは、なにがあってもまずはモフることを優先するのだ。

「えへへ、エリナぁ……」

 エリナのゴールデンフィンガーにモフられて、すっかりデレっとしてしまった毛玉、ではなく妖精獣のクー・シーはうっとりとした声を出した。

「ふわっふわの素敵なモフモフね。久しぶりだね、クー・シーちゃん。またモフれて……じゃなくて、会えて嬉しいな」

 エリナの胸に抱かれた真っ白な子犬は、全身を気持ちよくモフられて「僕も嬉しいよ、それに、エリナは腕を上げたね……やっぱりこの世界はエリナに向いていたね!」と激しく尻尾を振った。
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