ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
「姉さんの服がさっそく役に立ったな」

 尻尾を振ったり、長い髪に指を通したりするエリナに、クー・シーが「エリナ、とてもよく似合ってるね。妖精のお姫さまだ」言い、興奮して足の周りをくるくると駆け回った。

「無事に変身できてよかったね。その身体に慣れる練習も少しずつしていかなくちゃ」

「練習? 普通に過ごせそうだけど……」

 不思議そうに言うエリナに、クー・シーはまた二本足で立ち上がりながら「ヘヘっ」と笑った。

「妖精の力を使う練習だよ。妖精はね、獣人よりもいろんなことができるんだ。例えば……とても身体が軽くなるとか、ね。そうだ、今夜はその練習をしようよ、夜の散歩に行こう!」

「夜の散歩? クー・シーちゃん、夜遊びはダメだよ」

「真っ昼間に練習するわけにもいかないでしょ! さあ、行こうか……裸足で平気?」

「待って、靴を履くから」

 エリナがミメットに貰った靴を履くと、それもちょうどよいサイズだった。
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