ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
「さあ、窓から抜け出そう」
器用に鍵を開けると窓枠から身を乗り出そうとするクー・シーを見て、エリナは慌てて言った。
「え、出かけて大丈夫かな? 姉さんは起きない?」
クー・シーは振り返り、小さく肩をすくめた。
「絶対に起きないと思うよ。だって、エリナのことは猫のお姉さんの心の中から一時的に消えかけているんだもん。妖精の粉をこうして……エリナにたっぷりつけたからね。存在感が薄ーくなるんだよ。だから、外に出ても、誰かに見られても、存在を認識されない……つまり、気づかれないの」
「そういうものなの?」
「じゃあ、エリナは地球にいた時に妖精を見たことがある? かなりの人数が活動してるんだけどね」
「そうなの? 一度も見たことなかったよ。……トラックにひかれそうなクー・シーちゃん以外は」
「あっ、あれは、僕のちょっとしたミス! 忘れて忘れて!」
(ちょっとしたミスで、地球を巻き込みながら死んでしまうところだったの?)
エリナは顔をひきつらせたが、子犬に促されるままに自分も窓枠を越えようとした。と、そこで身体がふわっと浮き上がるのを感じて驚く。
「え? どうなってるの? 身体が軽くなってるんだけど」
羽のように軽い身体で窓枠に腰掛けて、エリナはクー・シーに尋ねた。
「ふふっ、それがケット・シーであるエリナの特性なんだね。そのうちいつか空を飛べるようになるんじゃない?」
「空を!」
エリナは(妖精すごい! 変身すごい!)と仰天した。
器用に鍵を開けると窓枠から身を乗り出そうとするクー・シーを見て、エリナは慌てて言った。
「え、出かけて大丈夫かな? 姉さんは起きない?」
クー・シーは振り返り、小さく肩をすくめた。
「絶対に起きないと思うよ。だって、エリナのことは猫のお姉さんの心の中から一時的に消えかけているんだもん。妖精の粉をこうして……エリナにたっぷりつけたからね。存在感が薄ーくなるんだよ。だから、外に出ても、誰かに見られても、存在を認識されない……つまり、気づかれないの」
「そういうものなの?」
「じゃあ、エリナは地球にいた時に妖精を見たことがある? かなりの人数が活動してるんだけどね」
「そうなの? 一度も見たことなかったよ。……トラックにひかれそうなクー・シーちゃん以外は」
「あっ、あれは、僕のちょっとしたミス! 忘れて忘れて!」
(ちょっとしたミスで、地球を巻き込みながら死んでしまうところだったの?)
エリナは顔をひきつらせたが、子犬に促されるままに自分も窓枠を越えようとした。と、そこで身体がふわっと浮き上がるのを感じて驚く。
「え? どうなってるの? 身体が軽くなってるんだけど」
羽のように軽い身体で窓枠に腰掛けて、エリナはクー・シーに尋ねた。
「ふふっ、それがケット・シーであるエリナの特性なんだね。そのうちいつか空を飛べるようになるんじゃない?」
「空を!」
エリナは(妖精すごい! 変身すごい!)と仰天した。