ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
「ルディさんに、わたしが妖精だってバレたらどうしよう? せっかく居場所を手に入れたのに……みんなとお別れしなくちゃならないの?」

 今の幸せな暮らしが崩れていくと思うと、エリナの心は絶望感でいっぱいになった。

「またひとりぼっちになんて……なりたくないよ。いやだよ、わたし、ルディさんやみんなと離れるなんていや。怖い。クー・シーちゃん、怖いよ……」

 孤独しか知らなかった日本での暮らしから温かな人々に囲まれる幸せな毎日へと変わり、それに馴染んでいたエリナにとって、その考えは酷く恐ろしいものであった。

 恐慌状態になった無表情なエリナの瞳から、涙がぽろぽろと溢れる。

「いやだよ、もうひとりになるのはいや、どうしよう、怖い、怖いの!」

「ごめんね、エリナ……エリナ? どうしたの、しっかりして、ねえ、エリナったら」

「助けて、わたしをもうひとりにしないで!」

 恐怖に囚われた子猫は小さく丸まって、固く目を瞑りながら震えた。
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