ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
 警備隊員たちとルディ隊長(こちらはエリナの作った調理器具に興味があるらしく残りたい素振りを見せたが、ミメットに背中を押されてようやく仕事に向かった)を送り出してから、ふたりの猫は出来上がったホイッパーを調べる。

「これは持ちやすくていいですね。作るのは大変でしたか?」
  
 空中で泡立てる動作をしながら、エリナが言った。

「いや、造作もないことだ。これでよければ今日中に5本でも10本でも作れるぞ」

「すごい! それじゃあ、試しに卵を泡立ててみますね」

 食器を下げて水につけてから、エリナは卵を割ってふたつのボールに黄身と白身とを分けた。

「味が落ちるのでカラザは取って、黄身の方に塩コショウ。で、白身を……うん、使いやすくていい感じです」

 エリナが慣れた手つきで卵白を泡立て始めたのをみて、ミメットは「たいした手際だね」と感心した。

(卵は安かったから、こうして泡立てたスフレオムレツをよく作ったんだよね。あとは少しの小麦粉と砂糖を入れたふわふわパンケーキとか……自分で作ると安いんだもん)

 


 
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