ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
「だって、王宮にこんなに可愛い子がいるのって、すごくいいじゃない。小さな狼の女の子や男の子が『ちちうえー』って言いながら駆け寄ってきたら、僕は大喜びで抱っこしちゃうよ」

 フランセスの言葉を聞いた3人は「そっちか!」と呟くと安堵のため息を漏らした。

「ほほほ、そうですわね。そろそろフランセスも、妃を娶ってもよい年頃ですものね」

「そうじゃな、すでに良い縁談が来ておるのではないか? 本人にその気があるのなら、本格的に探し始めて良いと思うぞ」

 王妃とギルバート前国王は、フランセスに妻ができて可愛い子どもが生まれるという未来に気持ちを揺さぶられて、ワクワクしながら嫁探しに乗り出そうとした。

 一方、狼隊長は弟の縁談には興味がないので「エリナ、その薔薇は今着ているドレスと同じ色だな。まぎれこんだら見つからなくなりそうだぞ」とおすまし顔で花の中を散歩しているエリナのところに行き、彼女を抱き上げた。

 
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