ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
さて、その素晴らしい鰹節を手に、ふりふりの飾りのある白いエプロンをつけたエリナは、料理人の前で説明を行なっていた。
ちなみにこのエプロンは青弓亭のものと同じだが、胸には紋章がなく、代わりに可愛らしくデフォルメされた猫の刺繍がついている。王妃が「エリナが王宮でお料理する時に着せましょう」とノリノリで用意したものなのだ。
さらに、この可愛い姿は王妃本人はまだ見ることができていない。
午前のお茶の時間の後に厨房に押しかけようとする前国王、王妃、そして王太子は、キリッとした顔のエリナに「申し訳ありませんが、料理人にとっての厨房は神聖な仕事の場なのです。親切にしてくださる皆さんに美味しい料理を提供させていただきたいのですが、これは遊びではなくわたしの、そして王宮の料理人の本気なのです。どうかお部屋でお待ちいただけるようお願い申し上げます」と頭を下げられてしまったため、おとなしく引き下がったのだ。
(わたしひとりなら、誰に見られても気にしないでごはんを作れるけれど……日本に暮らしていたわたしは感覚が違うんだよね。この国の人たちは身分というものに敏感みたいだからなあ……)
なにしろエリナは、気がついたらスカイヴェンの第一王子に保護をされていて、王族に溺愛されている状態なのだ。今さら身分がどうとか言われてもピンとこない。
けれど、料理人たちは違う。王族に見られて緊張のあまりに彼らがミスをしてしまう恐れがあったから、彼女は心を鬼にしてお断りをした。
(わたしが原因で、職を失ったりしたら大変だもんね!)
ちなみにこのエプロンは青弓亭のものと同じだが、胸には紋章がなく、代わりに可愛らしくデフォルメされた猫の刺繍がついている。王妃が「エリナが王宮でお料理する時に着せましょう」とノリノリで用意したものなのだ。
さらに、この可愛い姿は王妃本人はまだ見ることができていない。
午前のお茶の時間の後に厨房に押しかけようとする前国王、王妃、そして王太子は、キリッとした顔のエリナに「申し訳ありませんが、料理人にとっての厨房は神聖な仕事の場なのです。親切にしてくださる皆さんに美味しい料理を提供させていただきたいのですが、これは遊びではなくわたしの、そして王宮の料理人の本気なのです。どうかお部屋でお待ちいただけるようお願い申し上げます」と頭を下げられてしまったため、おとなしく引き下がったのだ。
(わたしひとりなら、誰に見られても気にしないでごはんを作れるけれど……日本に暮らしていたわたしは感覚が違うんだよね。この国の人たちは身分というものに敏感みたいだからなあ……)
なにしろエリナは、気がついたらスカイヴェンの第一王子に保護をされていて、王族に溺愛されている状態なのだ。今さら身分がどうとか言われてもピンとこない。
けれど、料理人たちは違う。王族に見られて緊張のあまりに彼らがミスをしてしまう恐れがあったから、彼女は心を鬼にしてお断りをした。
(わたしが原因で、職を失ったりしたら大変だもんね!)