ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
「おや、これはなんともいい風味の食べ物ですな」

「うん、見た目と違って深い味わいがある。不思議だな」

「旨味が強いな。魚を干して作ったものなのか」

「これをどんな料理にするのか、とても楽しみだな」

「それにしても、よくもまあ魚をこのような食材に作り上げたものだな……その思いつきに感心するよ」

 削りたての鰹節を口に入れた料理人たちは、見た目からは想像できない複雑な旨味に感心して、新しい食材を知った喜びに笑顔になった。

「そうですね。魚を干してからカビつけ、つまりチーズを作るときのように無害で旨味を増やすカビの力を借りて、発酵と熟成させるんです。わたしの故郷では、味噌や醤油といった発酵食品が多いので……んにゃあん、これは特別に美味しい鰹節にゃん!」

 自分もひと口摘んだエリナは、花かつおのあまりの美味しさにかなり猫寄りになってしまい、かじりつきたくてたまらなくなってしまった。猫に鰹節とはよく言ったものである。

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