ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜2
「乾物屋さんががんばってくれて、特別美味しいものを用意してくれたにゃん……くれたみたいです」
にゃんにゃん言いながら鰹節を食べ始めてしまいそうになるのをぐっと堪えて、エリナは背筋を伸ばして言った。
「でも、出汁を取るにはもっと厚く削りたいんですけど……量ももっとたっぷり必要だし……」
エリナの爪では、おひたしの上に乗せるような鰹節しか削れないのだ。
(あーん、頼りになるミメット姉さんがいないから、困っちゃったな)
「厚く削りたいのか」
耳がぺしゃんとなったエリナに、ルディが声をかけた。
「はい。しっかり煮て旨味を出した出汁が作りたいんです。そうじゃないと、鶏肉の持つ強い滋味に負けてしまうんですよ」
この世界の肉は、日本で売っているものよりも力強い味がするのだ。そのため、親子丼を作ろうというのなら、鶏肉の旨味をねじ伏せるほどの強い味と香りを持つ鰹出汁が必要なのである。
手に器を持ちかっこむようにして食べる丼ものに求められるのは、上品な味ではない。思わず「美味い!」と叫んでしまうほどの鮮烈な味わいだ。
懐石料理の出汁ではない、丼めしのための日常的な鰹出汁には厚めに削った鰹節が必要なのだが……。
「なんだ、困った顔をしていると思ったらそういうことが。よし、それならばこの俺に任せろ」
狼隊長は目を細めて笑うと、シャツの袖をまくった。
にゃんにゃん言いながら鰹節を食べ始めてしまいそうになるのをぐっと堪えて、エリナは背筋を伸ばして言った。
「でも、出汁を取るにはもっと厚く削りたいんですけど……量ももっとたっぷり必要だし……」
エリナの爪では、おひたしの上に乗せるような鰹節しか削れないのだ。
(あーん、頼りになるミメット姉さんがいないから、困っちゃったな)
「厚く削りたいのか」
耳がぺしゃんとなったエリナに、ルディが声をかけた。
「はい。しっかり煮て旨味を出した出汁が作りたいんです。そうじゃないと、鶏肉の持つ強い滋味に負けてしまうんですよ」
この世界の肉は、日本で売っているものよりも力強い味がするのだ。そのため、親子丼を作ろうというのなら、鶏肉の旨味をねじ伏せるほどの強い味と香りを持つ鰹出汁が必要なのである。
手に器を持ちかっこむようにして食べる丼ものに求められるのは、上品な味ではない。思わず「美味い!」と叫んでしまうほどの鮮烈な味わいだ。
懐石料理の出汁ではない、丼めしのための日常的な鰹出汁には厚めに削った鰹節が必要なのだが……。
「なんだ、困った顔をしていると思ったらそういうことが。よし、それならばこの俺に任せろ」
狼隊長は目を細めて笑うと、シャツの袖をまくった。