Sweet Strawberry Trap 御曹司副社長の甘い計略
「わしの最後のわがままだ。お前が何を言おうが通させてもらうよ。これで近々あっちに行っても、大手を振って蝶吉に会える」
それで話は終わりとばかりに、喜一郎氏はわたしのほうを向いた。
「ただし、ふたりの結婚にはひとつ、条件がある」
「それは、どういう?」
宗太さんはおそるおそる訊いた。
すると喜一郎氏は威厳たっぷりに宣言した。
「結婚式は和装で行うこと。白無垢、文金高島田。それ以外は認めん」
「えっ、ちょっと待ってください。絶対ドレスです。エリカに着物は似合わないですよ」
宗太さんが反論した。
「いや、譲れん。どうしても見たい。でなければ、この話はなかったことにする」
「そんな……エリカはぼくの妻ですよ。会長の妻じゃないんですから」
「もう、大人げないわよ、ふたりとも」
お母さんに諭され、宗太さんは参ったなと言って、頭を掻いた。
喜一郎氏も大声で笑い、その場は和やかな空気に包まれた。
叔父さんだけは苦虫を噛みつぶしたような顔をしていたけれど。
それで話は終わりとばかりに、喜一郎氏はわたしのほうを向いた。
「ただし、ふたりの結婚にはひとつ、条件がある」
「それは、どういう?」
宗太さんはおそるおそる訊いた。
すると喜一郎氏は威厳たっぷりに宣言した。
「結婚式は和装で行うこと。白無垢、文金高島田。それ以外は認めん」
「えっ、ちょっと待ってください。絶対ドレスです。エリカに着物は似合わないですよ」
宗太さんが反論した。
「いや、譲れん。どうしても見たい。でなければ、この話はなかったことにする」
「そんな……エリカはぼくの妻ですよ。会長の妻じゃないんですから」
「もう、大人げないわよ、ふたりとも」
お母さんに諭され、宗太さんは参ったなと言って、頭を掻いた。
喜一郎氏も大声で笑い、その場は和やかな空気に包まれた。
叔父さんだけは苦虫を噛みつぶしたような顔をしていたけれど。