平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
――獣騎士団の一人として、しっかりがんばろう。

獣騎士団のみんなに信頼されているジェドを、自分も手助けしたいと思った。だからリズは気を引き締めると、ジェドに向かって深く頷き返した。



決意をしたとはいえ、やはりジェドの両親の前での婚約者のふりは胸にきた。朝食中も優しくされ、彼らが盛り上がった未来の話には涙が出そうになった。

ごめんなさい、私、嫁いでこないんですよ……。

一緒に療養地へ行こうだとか、義娘との買い物が楽しみだと言われて、もう相槌だって打てなくなる。

これ、のちに、一体どうやって誤解を解くつもりなんだろうか。

真実を伝えられる日を想像すると、いよいよ深刻な状況に思えた。カルロは並んでごはんを食べながら、隣で食事中の相棒獣を訝しげに見ていた。

「夕食の時間を楽しみにしているよ!」

< 124 / 310 >

この作品をシェア

pagetop