平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
屋敷を出てからというもの、王都の人たちが遠巻きに大注目していた。カルロは歩調を合わせて、物珍しそうに王都の大都会を見やっている。

「獣騎士団の存在は、こっちだととくに知れ渡っている。だからわざわざ、俺もお前も指定の軍服を着用している」

「獣騎士団の者であると分かって、安心させるためのものなんですね」

確かに、向けられている王都の人々の視線に恐怖はない。

リズはなるほどと納得する。教育を受けた戦闘獣は、相棒騎士、または教育係のいうことは絶対に聞くと認知されてもいた。

「あの国王の紋が見えるか?」

見えてきた王宮の方を、不意にジェドが指して言った。

「えぇと、まぁ、なんとか……」

「獣のシンボルマークが入っているだろう。あれは、白獣がモデルになっている」

「えっ、そうなんですか!?」

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