平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
「ニコラスも言っていたが、白獣は一部聖獣としても扱われている。王族派も、そのうちの一つだ。ここで暮らしている王都民たちは、戦闘獣を危険な大型獣というだけでなく、国の守り神として神聖視もしている」

だから出歩くのは平気であるらしい。見慣れてはいないはずなのだけれど、誰もが親しみでも覚えているかのように、そっとしてくれているのも感じた。

国と自分たちを守ってくれている。

そう認識されていることに、リズは感慨深さを思った。

「ニコラスの方は一旦任せるとはいえ、無理だと感じたら、その辺の奴らに俺のいる場所を聞け」

王宮に到着してすぐ、またしても念を押すようにそう言われた。そして通路を反対側へと進んで行ったジェドを、リズはカルロと共に見送った。

心寂しさが込み上げたが、自分はここに唯一いるジェド直属の部下だ。彼は社交もあってなかなか自由に動けないので、一人でもがんばらなければ。

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