平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
ニコラスが歩く後ろを、雛のように歩調を合わせてついてくる。はじめは気紛れだろうと思われたが、引き離そうとすると全力で嫌がったのだとか。

『幼獣が望むのなら、無理に諦めさせるべきではない』

それを目の前にしたジェドが、そう言ったらしい。そして獣騎士団に滞在している間、その幼獣だけニコラスへ特別につけることになった。

「あの団長様が、そんなことを」

鬼上司の印象が強烈なので、ちょっと意外だった。

「この子たちが望むように、それが良い教育だと言っていた。副団長のコーマックも後押ししてくれて、連れて行った護衛たちには悪いが、滞在中は俺だけ獣騎士団の本館側に泊まったんだ」

「幼獣と一緒に休みになられたんですか?」

「うん。どこへ行くのも、一緒に居たがったから」

少し幼い感じで、ニコラスがこくんと頷いて答える。

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