平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
「えぇっ、それが第一目的だったんですか?」

「ジェドは、獣騎士団の中で、白獣の子育てが一番うまいからな。でも一番幼獣に好かれているジェドがきても、こいつは俺にくっついたままだ」

だから、そのまま連れて帰らせるという件はなしになった。そうニコラスは語って幼獣を撫でる。

団長様が、幼獣育てが一番うまい? つまり獣騎士団一の〝パパ〟……?

リズは、想像が追いつかず困惑した。確か彼の父親が、幼獣を育てるのはとてもうまいのに、ということを口にしていた気がする。

「守りたいんだ。何も、危険を与えたくない」

不意に、そんなニコラスの呟きが耳に入って、リズはハッとする。

「私とカルロがいますっ。そのために、私たちはここにいるんですから!」

リズは半ば腰を上げ、ニコラスににじり寄ってそう告げた。

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