平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
「強めに視線を感じた一つは、ここだ。ちょうどその時、使節団が多く入っていくところだった。それを、ここで一緒に眺めていた」

「使節団、ですか?」

「うむ。父上、陛下へ贈り物を届けに来ていた」

そういえば、ジェドに話をしにきたエドモンドが、そんなことを言っていた。ニコラスのいる塀の前に並びながら、リズは当時を思い出した。

「その時は、外のどこからか視線を感じた。だから出入りも多い中で、その外国の者の誰かが幼獣を狙っている可能性を考えたんだ」

リズは、ふとエドモンドの言葉が続いて蘇った。

このウェルキンス王国にしかいない、守り神の、聖獣――今になってようやく、彼が『特別な戦闘獣』と口にしていた理由を察した。

「国内の密猟問題以上に、外国ではより注目されているんですね」

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