平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
「聖獣と呼ばれている希有な魔力保有種族は、いくつかある。だか、翼もなしに空を飛ぶのは白獣だけで、その美しい容姿からも外国の王侯貴族にとくに知られている」

嫌なことでも思い出したかのように、カルロが鼻頭に皺を刻む。

話を聞いたリズは、少し考えた。

「殿下、その外国の方々の出入りがあったタイミングで、強い視線を感じた場所は他にありますか?」

「ん? あるぞ。何か考えがあるのか?」

ニコラスと同時に、幼獣もぴこんっと耳を立ててリズを見る。

「もし外国の者があやしいというのであれば、まずは殿下が視線を感じた場所をみる優先順位を、その使節団訪問などに的を絞るのは、いかがかなぁ……と思いまして」

みんなの視線を受け止めたリズは、声が小さくなる。

自分に、ジェドのような役割を果たすことは無理だ。スムーズな調査を思っての考えだったが、戦闘員でもない凡人な自分に自信が持てない。

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