平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
「ふむ、確かに名案だ。近くに、もう一カ所、別国からの使者の訪問があった時に視線を感じた場所がある。そちらも、ここと同じで人の通りはない」

外国関係かと予想していたこともあるのだろう。そう言うと、ニコラスが早速「こっちだ」と呼んで歩き出した。

裏道のように細い通路へ入り、リズはニコラスを先頭に進んだ。

「ちょっとカルロには窮屈な道ですね……カルロ、大丈夫?」

「ふんっ」

「隣接している通路に出られるようになっているんだ。そこには、通る関係者用の休憩用テラスもあってな。そちらに出れば、カルロの大きさでも大丈夫だ」

説明を聞いているうちに、細い通路に入る直前と同じ雰囲気の廊下へ出た。通路には大きめのテラスがいくつか併設されている。

「お庭付きもあるんですね」

言うリズのそばで、肩身を狭めて歩いていたカルロが、ようやく窮屈さから解放されてぶるっと尻尾まで振るう。

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