平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
めっちゃ心地がいい。ブラッシングの成果を、身に存分に感じリズは、一瞬、状況が頭からポンッと飛びかけた。

続いて、カルロが受け止めてくれたと理解して強く安堵する。

「うぅ、カルロありがとう」

怖かったのが抜けて、そのままぺたりと座り込む。涙の気配を察したのか、カルロがリズの顔をべろんっと舐めた。

一体どこに出たんだろう。それを確認しなくちゃと思うのに、リズは安心して涙が出そうな目をぐしぐしとこすった。

それに対してニコラスは、胸に抱いた幼獣と共に上機嫌だ。

「リズ、今のすごく面白かったぞ! またやろう!」

床に座っている彼は「わははは」と大笑いした。

危機感なんて、まるで覚えていないらしい。男の子特有の冒険心みたいなものだろうか?

「か、勘弁してくださいぃ」

そう答えたところで、リズはハッとし、素早く土下座した。

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