平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
本人から直接言葉を聞けたリズは、すっかり安心した。彼は王子なので、交友や公務で必要な場合は、エドモンドが幼獣を預かってくれるのだろう。

「まぁ、就寝も起床も幼獣と一緒のため、起床係も私が担当しているのですが」

「えっ――あ、そうか、使用人さんは近寄れないから」

小さな白獣をずっと連れている状態なので、考えてみれば獣騎士候補だったエドモンド以外はそばに寄れない。

できるだけそばに、ということで彼はニコラスの隣に急きょ部屋を与えられてもいるらしい。そこで寝泊まりをし、二十四時間体制で対応にあたっている。

「専属の護衛騎士も、大変なんでね」

「いえ、おそばにいられる方が、何かあった時にすぐ対応にあたれますので私も安心です。ただ、私は子供の世話は初めてで、そこは少々手間取って殿下を困らせてしまっているところは反省しています」

生真面目なエドモンドらしい感想だ。リズは一瞬、意外にも団長様なら子供の世話もできたりするんじゃないかしら……と考える。

その光景を想像しかけた途端、不意に胸のあたりがきゅんっとして、リズはハッと我に返った。

え、何、今の『きゅん』って!?

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