平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
「あの、今すぐ下ろして欲しいんだけど……」
「ふん!」
――あ、そもそもこういう唐突のぞんざいな扱いようは、教育係だった時から変わっていなかった。
結局次の通路に出るまで、カルロは離してくれなかった。数人の通行人と居合わせて、彼らはリズの様子を目に留めるなりざわっとなった。
「戦闘獣が、女の子を捕食している!?」
「いや、あれはグレイソン伯爵様の婚約者様だっ」
「食用に運ばれている感がすごいな……何があったんだ?」
それは私が知りたい。
リズは、下ろされるまで大変恥ずかしかった。ニコラスがそばで「いいなぁ」「俺もしたいぞ」とカルロの足元をぐるぐるしていた。
◆§◆§◆
その翌日も、ジェドは公務参加の件で忙しいスケジュールだった。
引き続きと指示を受け、リズもニコラスに付き合った。エドモンドも同行して、昨日とは違うルートで一緒に散策する。
先日や先々日と同じく、とくに何かが起こることもなく平和な散策だった。
王宮の一階部分にある、大きな通路へと出る。カルロが堂々と尻尾を振って歩いているのを、多くの通行人たちが気にしてチラチラ見ていた。
「ふん!」
――あ、そもそもこういう唐突のぞんざいな扱いようは、教育係だった時から変わっていなかった。
結局次の通路に出るまで、カルロは離してくれなかった。数人の通行人と居合わせて、彼らはリズの様子を目に留めるなりざわっとなった。
「戦闘獣が、女の子を捕食している!?」
「いや、あれはグレイソン伯爵様の婚約者様だっ」
「食用に運ばれている感がすごいな……何があったんだ?」
それは私が知りたい。
リズは、下ろされるまで大変恥ずかしかった。ニコラスがそばで「いいなぁ」「俺もしたいぞ」とカルロの足元をぐるぐるしていた。
◆§◆§◆
その翌日も、ジェドは公務参加の件で忙しいスケジュールだった。
引き続きと指示を受け、リズもニコラスに付き合った。エドモンドも同行して、昨日とは違うルートで一緒に散策する。
先日や先々日と同じく、とくに何かが起こることもなく平和な散策だった。
王宮の一階部分にある、大きな通路へと出る。カルロが堂々と尻尾を振って歩いているのを、多くの通行人たちが気にしてチラチラ見ていた。