平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
ここへくるまでにも、いくつか不安になったという場所を教えられていた。人目のつく大きな通りから、公務の際に使用する大広間近くもあった。
だが、どれも僅かエドモンドの目が離れたタイミングであったので、エドモンドの方は全く覚えがないという。
「ほとんどおそばを離れることはないのですが、王族は近衛騎士隊の護衛部隊があります。殿下がご公務に参加されるように、私も業務の引継ぎやスケジュール確認の必要がありますから、護衛が強化されている際に行うのです」
「そうですよね。殿下、十五歳でもしっかりご公務をされていて……」
……ん? そういえば社交も〝仕事〟よね?
リズは王都にきてから、ジェドが社交にも忙しいことを思い出した。彼は王侯貴族にとって、交友も社交の一環で必要なものだと言っていた。
でもここ連日、リズは日中をニコラスと過ごしている。
ちらりと目を向けると、幼獣を抱っこして楽しそうに歩いているニコラスの姿があった。考えてみれば、まだ同年代の友人の話は聞いたことがない。
「あの、殿下――」
声をかけようとして、不意に口をつぐんだ。
だが、どれも僅かエドモンドの目が離れたタイミングであったので、エドモンドの方は全く覚えがないという。
「ほとんどおそばを離れることはないのですが、王族は近衛騎士隊の護衛部隊があります。殿下がご公務に参加されるように、私も業務の引継ぎやスケジュール確認の必要がありますから、護衛が強化されている際に行うのです」
「そうですよね。殿下、十五歳でもしっかりご公務をされていて……」
……ん? そういえば社交も〝仕事〟よね?
リズは王都にきてから、ジェドが社交にも忙しいことを思い出した。彼は王侯貴族にとって、交友も社交の一環で必要なものだと言っていた。
でもここ連日、リズは日中をニコラスと過ごしている。
ちらりと目を向けると、幼獣を抱っこして楽しそうに歩いているニコラスの姿があった。考えてみれば、まだ同年代の友人の話は聞いたことがない。
「あの、殿下――」
声をかけようとして、不意に口をつぐんだ。