平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
流れていく人の通行風景に一瞬、違和感を覚えて目を向けた。立ち止まったリズに気づいて、ニコラスがきょとんと振り返る。
「どうした?」
リズは、すぐに答えられなかった。すぐに人混みへと紛れていった男の髪先を、じっと目で追いかけてしまう。
「今、カルロがいるのかどうかを、確認した気がしませんか……?」
気になって、自分と同じタイミングで立ち止まったエドモンドへ問いかけた。案の定、彼もリズが先程目にしていた場所を注視している。
「私もそのように感じました。――カルロ自身はどうです?」
「ふんっ」
「あ。分からないっていう感じの鼻息ね」
リズたちは、どういうことだろうとそれぞれ目を合わせた。
しかし、いつもの不安は何も感じなかったらしい。ニコラスが、早く行くぞと伝えるように歩き出しながらこう言ってくる。
「そうか? みんな、カルロを気にして見ているだろう」
「確かにそうなんですけど、でも、なんかちょっと引っかかったんですよね……」
エリート軍人である専属の護衛騎士でもなく、獣騎士団員のリズでもなく、戦闘獣(カルロ)を見たのが――。
「どうした?」
リズは、すぐに答えられなかった。すぐに人混みへと紛れていった男の髪先を、じっと目で追いかけてしまう。
「今、カルロがいるのかどうかを、確認した気がしませんか……?」
気になって、自分と同じタイミングで立ち止まったエドモンドへ問いかけた。案の定、彼もリズが先程目にしていた場所を注視している。
「私もそのように感じました。――カルロ自身はどうです?」
「ふんっ」
「あ。分からないっていう感じの鼻息ね」
リズたちは、どういうことだろうとそれぞれ目を合わせた。
しかし、いつもの不安は何も感じなかったらしい。ニコラスが、早く行くぞと伝えるように歩き出しながらこう言ってくる。
「そうか? みんな、カルロを気にして見ているだろう」
「確かにそうなんですけど、でも、なんかちょっと引っかかったんですよね……」
エリート軍人である専属の護衛騎士でもなく、獣騎士団員のリズでもなく、戦闘獣(カルロ)を見たのが――。