平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
白獣は狂暴化していようと、グレイソン伯爵の言葉には耳を傾ける。その不思議な関係は、昔から国内外に知られている有名な話であるという。
――グレインベルトに伝わる、領主と、現在の獣騎士団である元獣戦士団の話。
リズは、そう口にしたエドモンドとニコラスを、その大きな赤紫色(グレープガーネット)の目で見つめていた。
それは耳にし時から、ずっと、不思議と胸に響いてくる言葉だった。
「たびたび耳にする文言なのですが、どういうものなのですか?」
「大昔、白獣は〝荒ぶる神の番犬〟として恐れられていたそうです。資源溢れるグレインベルトの広大な土地を治め、容赦なく人を食い殺した、と」
「それが、一人の領主の登場で変わったとされている。つまりは初代グレイソン伯爵の誕生だ。歴史書をみるに、そののちに一族は伯爵位を賜った」
ニコラスが、説明しながら抱えている幼獣の頭を撫でた。
難しい話は分からなくて撫でてと主張していた幼獣が、満足そうにする。その様子をカルロが、少しは聞いておけよと言いたげに見ていた。
――グレインベルトに伝わる、領主と、現在の獣騎士団である元獣戦士団の話。
リズは、そう口にしたエドモンドとニコラスを、その大きな赤紫色(グレープガーネット)の目で見つめていた。
それは耳にし時から、ずっと、不思議と胸に響いてくる言葉だった。
「たびたび耳にする文言なのですが、どういうものなのですか?」
「大昔、白獣は〝荒ぶる神の番犬〟として恐れられていたそうです。資源溢れるグレインベルトの広大な土地を治め、容赦なく人を食い殺した、と」
「それが、一人の領主の登場で変わったとされている。つまりは初代グレイソン伯爵の誕生だ。歴史書をみるに、そののちに一族は伯爵位を賜った」
ニコラスが、説明しながら抱えている幼獣の頭を撫でた。
難しい話は分からなくて撫でてと主張していた幼獣が、満足そうにする。その様子をカルロが、少しは聞いておけよと言いたげに見ていた。