平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
「よその男を、リズさんに近づけたくないだけなのが、ありありと分かるなぁ……」

意外と心が狭い。

コーマックたちは、揃ってちらりと周りの状況を観察する。

ここは、獣騎士たちへの着地場所として許可が下りた第五庭園だ。警備を担当している衛兵たちも、遠巻きに緊張して見ているだけの状況だった。

「まさに王宮内では、この状況だったんでしょうね……団長は、意外と自信がなかったりするのでしょうか」

「多分、そうだと思いますよ、副団長」

「団長、いろんな人に声をかけられる面倒をやってでも、リズちゃんをよそに目を向かせたくなかったんだろうなぁ」

「そこまで自信ない団長ってのも、珍しい気がするけど――マジでそうなんかな?」

「さぁ。とりあえず、俺的にはもう告っちまえばいいのにって思う」

自分たちにまで面倒事が回ってくる前に。

獣騎士たちは、同じ思いを胸に頷く。相棒獣たちは、なんとも言えない表情を浮かべると、日々苦労をしているコーマックを気遣い見た。

「というかさ、カルロはもふもふに対して、なんか恨みでつもっているのかな?」

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