平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
するとそちら側に設けられている監視塔で、男がめいいっぱい軍旗を振って入場紹介を行った。
「平和小国リリーエルタ、第十一防衛部隊軍!」
途端に、同じくして観客席側から歓声が沸き起こり、自分の馬を連れた彼らが誇らしげに片手を振って応えた。
――おお、軍の行事っぽい。
リズは、堅苦しくない簡単な行事とは思えなくなって緊張した。一般庶民として紛れてしまったような場違感に、ちょっと身が竦んでカルロのもふもふに寄り添ってしまう。
カルロが、そんなリズを疑問風に紫色(バイオレット)の目で見下ろす。でも頼られて若干嬉しいのか、他の相棒獣に比べても優美な尻尾が揺れる。
「カ、カルロ、どうしよう。私、うまくできるかしら?」
合同演習が終わったら、お疲れ様でしたとやって部隊同士の交流。直近の教育係経験者として、リズは向こうの部隊軍から何か質問があれば答える……。
聞かされた段取りを頭の中で思い返すが、両国の軍を代表しての大切な交流だ。自分がいていいのだろうかと不安になる。
そんなリズの背を、近くにいた獣騎士が軽く叩いた。
「平和小国リリーエルタ、第十一防衛部隊軍!」
途端に、同じくして観客席側から歓声が沸き起こり、自分の馬を連れた彼らが誇らしげに片手を振って応えた。
――おお、軍の行事っぽい。
リズは、堅苦しくない簡単な行事とは思えなくなって緊張した。一般庶民として紛れてしまったような場違感に、ちょっと身が竦んでカルロのもふもふに寄り添ってしまう。
カルロが、そんなリズを疑問風に紫色(バイオレット)の目で見下ろす。でも頼られて若干嬉しいのか、他の相棒獣に比べても優美な尻尾が揺れる。
「カ、カルロ、どうしよう。私、うまくできるかしら?」
合同演習が終わったら、お疲れ様でしたとやって部隊同士の交流。直近の教育係経験者として、リズは向こうの部隊軍から何か質問があれば答える……。
聞かされた段取りを頭の中で思い返すが、両国の軍を代表しての大切な交流だ。自分がいていいのだろうかと不安になる。
そんなリズの背を、近くにいた獣騎士が軽く叩いた。