平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
リズは直前の打ち合わせを思い出しながら、軍の作法にのっとって、彼の相棒獣であるカルロを引き渡した。
すると離れた観客席側から、またしてもわっと歓声が上がった。
気のせいか、女性の黄色い声が若干強い。けれどジェドは驚きもせず、国王陛下たちのいる席へ向かって一度手を振って観衆に応える。
その姿は、なんだかとても頼り甲斐を感じるくらいに、凛々しい。
つい、ぼうっとなって見てしまっていたリズは、ジェドの綺麗なブルーの目がこちらを見てドキッとした。
「周りはただの見物人だ。どうせこちらの声も聞こえていない、そう緊張するな」
見透かされたようにそう言われ、ドキドキしてしまう。それは注目に慣れていないリズにとって、的確なアドバイスだった。
「わ、分かってます」
にこっと笑うジェドから目をそらして、慌てて答える。
彼の普段の言い方だって、向こうの人たちには聞こえていないからだ。でも、リズにはその団長様らしさの方が素敵に思えた。
――え? 素敵? いやいや何を思っているのよ私っ。
すると離れた観客席側から、またしてもわっと歓声が上がった。
気のせいか、女性の黄色い声が若干強い。けれどジェドは驚きもせず、国王陛下たちのいる席へ向かって一度手を振って観衆に応える。
その姿は、なんだかとても頼り甲斐を感じるくらいに、凛々しい。
つい、ぼうっとなって見てしまっていたリズは、ジェドの綺麗なブルーの目がこちらを見てドキッとした。
「周りはただの見物人だ。どうせこちらの声も聞こえていない、そう緊張するな」
見透かされたようにそう言われ、ドキドキしてしまう。それは注目に慣れていないリズにとって、的確なアドバイスだった。
「わ、分かってます」
にこっと笑うジェドから目をそらして、慌てて答える。
彼の普段の言い方だって、向こうの人たちには聞こえていないからだ。でも、リズにはその団長様らしさの方が素敵に思えた。
――え? 素敵? いやいや何を思っているのよ私っ。