平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
そう指示してきた彼の向こうには、軍人を含む男たちがいた。彼は陛下から話を聞いて、何かしらプロの男たちと調べていたのではないだろうか?
「みょん!」
腕に抱えた幼獣の声が聞こえて、リズは後ろを見やった。
「ひぇっ、もう追ってきた!」
先程の男たちが、ごった返した人並みを乱暴にかき分けて向かってくる。
ざっ見た感じ、怒り心頭といった様子だ。周りの雑踏とした声や賑わいでよく聞こえないが、制止の言葉と共にギロリと睨まれて身が竦む。
「近くに警備の者がいるはずなんだがっ」
手を引っ張られているニコラスが、目を走らせる。
「ど、どのあたりが覚えていますかっ?」
「うーん。――そこらに配置されていると聞いた!」
からっとした陽気な笑顔で答えられて、リズはがくっと肩を落とした。
「殿下、うまい返答が思いついた、みたいな顔で言われても……」
「でも『抜かりない警備だ』と聞いたのは本当だぞ。陛下といたジェドが、俺にそう言っていたもん」
どーん、とニコラスが王子風を装うのも忘れて言い放つ。
「うっ、言い方が可愛い……!」
「みょん!」
腕に抱えた幼獣の声が聞こえて、リズは後ろを見やった。
「ひぇっ、もう追ってきた!」
先程の男たちが、ごった返した人並みを乱暴にかき分けて向かってくる。
ざっ見た感じ、怒り心頭といった様子だ。周りの雑踏とした声や賑わいでよく聞こえないが、制止の言葉と共にギロリと睨まれて身が竦む。
「近くに警備の者がいるはずなんだがっ」
手を引っ張られているニコラスが、目を走らせる。
「ど、どのあたりが覚えていますかっ?」
「うーん。――そこらに配置されていると聞いた!」
からっとした陽気な笑顔で答えられて、リズはがくっと肩を落とした。
「殿下、うまい返答が思いついた、みたいな顔で言われても……」
「でも『抜かりない警備だ』と聞いたのは本当だぞ。陛下といたジェドが、俺にそう言っていたもん」
どーん、とニコラスが王子風を装うのも忘れて言い放つ。
「うっ、言い方が可愛い……!」